2013年2月8日金曜日

北イタリアを旅して Ⅹ  最終回


北イタリアを旅して Ⅹ  最終回
                研 究 部   浅 香 時 夫
私の旅も終盤になり、明後日はローマからミラノを経て日本に帰国する予定である。従って今日は、バスで、フィレンツェの西80km、ジェノヴァの南東160km、ローマの北西330kmのアルノ川沿いの平原にある人工10万の町、ピサを見学する。ピサは、斜塔とガリレオ・ガリレイで有名な町でもある。また、此処はローマ時代から重要な商工業の中心地として発展してきた。町は、東から、西に流れるアルノ川に2分され、南岸が新市街地、ドゥオーモと斜塔のある北岸が旧市街地になっている。

ドゥオーモ
ドゥオーモは最も発展した11~13世紀の海洋王国時代にピサ様式と呼ばれるアーチを並べる建築様式で建造され、特に大きく立派な教会建築には圧倒される。

                                             









                     
教会内部の主祭壇
ガリレオのランプ
                             















ピサの斜塔
  この時期にピサが生んだ芸術家達には、ニコロ・ピサーノ、ジョヴァンニ・ピサーノ、アンドレー・ピサーノ達がいる。彼らの作品はこの町のサン・マッテオ国立博物館に展示されている。
 14世紀には、フィレンツェ共和国の支配下に入ったが、やがて強圧的な支配から何度も独立を企てたが、実現出来なかった。

私の北イタリア旅も終り ローマからミラノをへて帰国の途につく。

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